◇立命館12-5関学<10月5日 関西学生野球秋季リーグ第6節@南港中央球場>
学000 000 122…5
立014 105 01X…12
学)●樫岡、小坂、福島、井上和、蒔野-米川、小林祐
立)○澁谷、永田、青木、前田-新田、佐藤、藤田
関学との2回戦は立命館打線が爆発する。2回に福田のスクイズで先制すると、3回には津川、栁舘の連続タイムリーで4点を追加。さらに4回には上内の本塁打で1点、6回には藤原宏の2ラン本塁打などで一挙5点を挙げ、試合を決めた。先発の澁谷は7回途中まで1失点の好投。終盤はリリーフ陣が打ち込まれたが、大量リードに守られ快勝、連勝で勝ち点を3とした。
立命館は10月24日から行われる最終節の立同戦で勝ち点を挙げれば2季ぶりの優勝が決まる。連覇を逃した春の借りを返し、明治神宮大会代表決定戦への切符を掴みたいところだ。
●上内大暴れ!リーグ記録更新へ
豪打一閃。140g強も重さのある白球が、まるでピンポン玉のように野手の間をすり抜けていく。かつて立命館に、これほど頼れる1番打者がいただろうか。上内辰哉内野手(4年・立命館宇治)が、1本塁打を含む5打数4安打と申し分ない活躍を見せ、これで今秋のリーグ戦打率を.556(27打数15安打)に。近大・二岡智宏(巨人‐現・北海道日本ハム)以来のシーズン5割ばかりか、同大・田尾安志(中日‐西武‐阪神、'05楽天監督)が持つリーグ記録.548の更新が現実味を帯びてきた。夏のオープン戦では無安打と絶不調だったが、主砲・柳田一喜内野手(4年・神港学園)に「バッティングは下半身やから」とアドバイスをもらい猛練習。内角の難しいボールをカットする技術を身につけ、踏み込んで打てるようになったことが好調の秘訣だ。「打席で余裕が出てきた。振れている感じはある」と上内。松岡監督も「好調ですねぇ。同志社戦まで2週間、気を引き締めなおしてやってほしい」と期待を寄せた。社会人・東邦ガスへの入団も決まり、飛ぶ鳥を落とす勢いの核弾頭が、自らの打棒で歴史に名を刻み、Vを手繰り寄せる。
●記録更新なるか?
打 数 安 打 最終打率
1 1 .571
2 1 .552
3 2 .600
4 3 .581
5 3 .563
6 4 .576
7 4 .559
8 5 .571
9 5 .556
10 6 .568
11 6 .553
12 7 .564
13 7 .550
14 8 .561
15 9 .571
16 9 .558
17 10 .568
上内の記録更新の成否は表の通り。5割以上の打率を残さなければならない。加えて次節の立同戦では立命館キラー・藤井貴之投手(3年・天理)との対戦が予想され、厳しい条件であることは間違いない。ただ、今季1号を放つなど好調は維持しており、決して不可能な数字ではないだろう。
●藤原正にスカウト続々
先日プロ志望届を提出したエース・藤原正典投手(4年・県岐阜商)。各球団のスカウトが続々と“藤原詣で”を本格化していることが5日、わかった。金刃憲人投手(07自由枠)、籾山幸徳内野手(08育成①)と、近年立命館とのパイプが太い巨人をはじめ、左腕の育成に定評のある福岡ソフトバンク、頭数の少ないオリックス・広島の4球団が熱心なようだ。「他チームからの話もある」(松岡監督)といい、今後もプロ入りに向けた動きが加速しそうだ。今夏甲子園を沸かせた花巻東・菊池雄星投手の進路次第では、ドラフトでの上位指名もありうる。


