◇立命館4-0同志社<10月27日 関西学生野球秋季リーグ第9節@わかさスタジアム京都>
同000 000 000…0
立100 110 10X…4
同)●藤井、尾中、山添-小林
立)○澁谷-新田

 雨で1日順延となって行われた3回戦、立命館は初回、先頭の上内の二塁打を足がかりにチャンスを作ると、津川の内野ゴロで1点を先制する。4回には福田のタイムリー内野安打で1点、5回にも1点を追加。記録に残らない相手の守りのミスにも助けられ、1回戦で抑え込まれた同志社先発の藤井から着実に加点した。立命館の先発は2回戦で好投した澁谷。初回から毎回走者を出すものの、相手に的を絞らせないピッチングで要所を締め、スコアボードに0を並べていく。7回、上内の今季第2号となる本塁打でダメ押し点を挙げると、澁谷は8、9回と三者凡退に抑え試合終了。対戦成績を2勝1敗、勝ち点を4に伸ばし、2季ぶり32回目のリーグ優勝を完全優勝で飾った。澁谷は同志社打線を散発4安打に抑え初完投、初完封勝利。優勝に花を添えた。

 試合後行われた閉会式では表彰選手が発表され、最優秀選手には5割近い打率(39打数19安打、打率.487)を残すなど走攻守にわたって大活躍を見せた上内が選ばれた。上内は首位打者、ベストナイン(遊撃手)も合わせた三冠を獲得。立命館からは他に春の左肩故障から復活し、エースとしてチームを引っ張った藤原正が最優秀投手と投手のベストナインに、リーグ6位の打率.351を記録した栁舘が一塁手、全試合で四番に座りリーグ最多の12打点を挙げた津川が外野手のベストナインに選出された。

 立命館は関西学生野球連盟代表として11月1日から南港中央球場で行われる明治神宮野球大会関西地区代表決定戦に出場することになった。関西の各リーグの覇者が集う大会ということもあり厳しい戦いが予想されるが、春は成し遂げられなかった全国大会出場、そして新チーム結成時に掲げた大学日本一を達成するために、最初の関門を突破したいところだ。


〈監督・選手のコメント〉
松岡監督「リーグの前半はチームが本調子でなく苦しかったが、後半になって上内を中心に調子を上げていくことができた。(澁谷を先発させたことについて)藤原正を温存しようとは全く考えていなかった。彼を後ろにすることで澁谷が安心して投げられると思い任せた。北岡を故障で欠き苦しい中でその穴をよく埋めてくれた。(代表決定戦の初戦で対戦する)龍谷大は昨秋勝利している相手だが投手、野手ともに選手は変わっている。しっかり研究して臨みたい」

柳田主将「優勝できてほっとしている。秋は必ず優勝しようと意気込んでいたので良かった。自分はあまり結果を残せていないが、チームプレイに徹することができた。良い打者が後ろにいるのでどうすれば点が取れるかを考え、つなぎの意識を持って打席に立つことができた。これからは負けられない戦いが続くが、自分たちの野球を忘れずにやっていきたい。これまで投手陣に頼っている感があるので、野手ももっと頑張らなくてはいけないと思っている」

藤原正「一つの目標を達成できてうれしい。今日はいつでも行けるように6回からスタンバイしていたが、澁谷を見て打たれないと思い、8回には勝利を確信した。澁谷の成長はこれからの立命館にとって大きい。だから彼が最後にマウンドにいたのは良かったのかもしれない。(自身はリリーフで好投した)2回戦の良い感覚が残っているので代表決定戦が楽しみ。ただあまり浮かれずに、気持ちを切り換えてやっていきたい」

上内「(今季の成績は)チームを優先したバッティングを心がけた結果。シーズン途中から急に一番を任されて戸惑ったが、自分の打撃でチームに流れを持って来ようという意識が芽生えた。MVP、首位打者は自分だけの力で獲れたものではない。チームが勝つためにやった結果そうなっただけで、正直おまけみたいなものだと思っている。代表決定戦でもこれまで通り後ろにつなぐ意識を持ってやっていく」

澁谷「今日は新田のリードを信じて、行けるところまで行こうと思って投げた。完投、完封は大学に入ってからはオープン戦も含めて初めてだった。春は4月にひざを手術したので出遅れ、(同学年の)北岡の活躍を見ていて悔しかった。秋は彼が故障で途中離脱し、今度は自分の番だと意気込んだ。今こうして大役を任せられていることがうれしい。(代表決定戦に向けて)今は目の前のことだけを考えて投げようと思う」


秋季リーグ最終順位
①立命館 8勝2敗 勝ち点4
②同志社 6勝4敗 勝ち点2
③近 大 5勝4敗 勝ち点2
④関 学 4勝5敗 勝ち点2
⑤京 大 0勝8敗 勝ち点0
※2位~4位は勝率差による。関大は出場辞退のため順位なし


明治神宮野球大会関西地区代表決定戦日程(会場:南港中央球場)
【1回戦】11月1日(日)13:00~ vs龍谷大
【準決勝】11月2日(月)12:00~ vs(佛教大-奈良産業大)の勝者
【決勝】11月3日(火祝)12:00~ vs関西国際大
※1回戦、準決勝と勝利すれば代表決定、決勝は第1・第2代表決定戦

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