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大事な一戦を前に円陣を組み気合いを入れる

◇立命館2-1龍大(延長)<11月29日 関西学生サッカーリーグ1-2部入替戦 @J-GREEN堺メインフィールド>

勝てば1部残留、負ければ2部降格となる一発勝負の試合。リーグ戦とは違った雰囲気の中、1部9位の立命館は、1部昇格を狙う2部Aリーグ4位の龍大と対戦した。

キックオフから相手にペースを握られピンチを多く作ってしまうが、GK#31宮脇が一対一を止めるなど、守備陣が奮闘を続けていると、前半19分#14髙畑の蹴ったFKを#5髙橋が頭でずらし、最後は#20谷口純がヘディングシュートを決め先制に成功する。なかなかうまくゲームに入れていなかった立命イレブンが欲しかった先制点をセットプレーから奪った。その後の攻撃陣は緊張がほどけたように相手ゴール前までボールを運べるようになり、ピッチ内では「もう1点いこう!」という声が聞こえた。しかし、追加点は奪えずに相手にも何度かチャンスを作られるがなんとかDFが体を張って守り抜き、前半をⅠ-0で終える。

 迎えた後半もセットプレーなどからチャンスは作るもののシュートが枠に飛ばず追加点が取れない立命館。すると後半15分辺りから立て続けにピンチを迎えるが、またしてもGK#31宮脇が飛び出して阻止するなどで難を逃れる。そこからまた立命ペースに引き込み、主将の#7谷口智がドリブル突破でゴール前まで持ち上がるシーンや、交代で入った#4森川が果敢にゴールを狙うシーンを作るも決まらない。そして後半31分これまで守ってきた立命守備陣の一瞬のほころびから失点してしまう。失点後も両チームが2点目を取ろうと攻守が入れ替わる展開が続くがこのまま後半が終了し、大会規定により10分ハーフの延長戦に突入する。

 延長戦は開始早々に動く。延長前半2分相手ゴール前まで運んだボールにペナルティエリア中央で#29知念が倒れこみながら触れ、相手に跳ね返されたそのボールを、詰めていた#20谷口純が押し込みゴール。本人が「本当に目の前に転がってきて自分が決めただけで、応援してくれたみんなの気持ちが入ったゴールだった」と振り返るように、残留のためにたくさんの人の思いが込められた大きな1点となった。その後も立命館はさらなる追加点を、追いかける龍大は同点弾を狙い、互いに満身創痍の体で走り続けるも2-1で試合終了。立命館は見事接戦を制し、1部残留を決めることができた。

 1部残留決定で終えた2014シーズンだったが、来シーズンはこの試合で2得点の#20谷口純や最終節でハットトリックの#10茂などを中心にインカレや優勝を目指して躍動する立命館サッカー部に期待したい。


試合後コメント
#20谷口純基
「先制できたら理想的だと考えていたので、先制点が入ったことは大きかったが、2点目をチームで取りに行けていたらもっと楽な試合になっていた。(試合終了の瞬間は)ホッとしたというのが正直な気持ち。(4回生に向けて)自分はBチームでも試合に出ていて、いろんな先輩に声をかけてもらって、Aチームでは(主将の谷口)智紀くんの試合中の声やプレーから、応援してくれる人たちやチームのためにプレーすることを学んだ。来シーズンは自分が4回生になるので、チームを引っ張りながらもっと上を目指して、インカレや優勝を狙っていきたい。明日からやっていくぐらいの気持ちで、自分たちが主体となってやっていきたい」

#7谷口智紀主将
「試合の入りが固くて、相手の勢いにのまれた感があったが、1点が入ったことで力が抜けて自分たちのサッカーができるようになった。追いつかれて苦しくなったが、最後まで自分たちにできることをやりきって勝ちきることができ、残留で終われた。(今年のチームは)1,2,3回生が頑張ってくれて、後期の途中から自覚も生まれて前の選手は引っ張ってくれて4回生に力を貸してくれた。4回生は辛い時期もあったが、頑張ってくれた。(後輩たちに向けて)この残留で満足するのではなく、来シーズンはもっと上にいけるように期待しているし全国を目指してほしい」

[記事、写真:多満城沙耶]

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