一部昇格まであと1勝――。ここまでの道のりは長くつらいものだった。
昨年は創部初の総理大臣杯を制覇し、天皇杯ではJ2サガン鳥栖を相手に3-4と善戦。インカレも2年連続ベスト8と輝かしい成績を収めた。2007年、今年はそれ以上の成績を期待されていた。しかし春季リーグに先駆けて行われた京都選手権では、同志社にPK戦の末タイトルを奪われ痛いスタートを切る。毎年春はなかなか結果が出せず苦戦していたが、今年はリーグ中盤から勝ちきれない試合が続き5連敗。やはり立命館伝統の攻撃スタイル「つなぐサッカー」の要である“パスの出し手”の不在は大きく、思うような試合ができず昨年の全国王者がまさかの二部降格を味わった。
そして雪辱を誓った秋。序盤は格下相手に3試合20得点と攻撃陣が爆発。格の違いを見せ付け一部復帰へ向け順調に思われた。だがリーグ後半戦、J1横浜Fマリノス入りが決まっているエース古部の戦線離脱や、相手に中を固められ攻撃に苦戦し、つなぐサッカーを思うように出来ない。メンバー全員が初めて挑む二部の戦いに模索する中、サイド攻撃に重点をおく「二部で勝つための戦い方」(白井主将)にかえたことで攻撃の形をつかみ、ギリギリの試合運びながらも勝ち星を重ね、ようやく一部昇格まであと一歩のところまできた。
11月24日。最終節の舞台は立命館の慣れ親しんだホーム、原谷。勝てば文句なしで一部昇格が決まる。「勝って気持ちよく終わりたい」と主将も大学生活最後の試合に向け力強く語る。一部昇格を掛けた運命の戦いが始まる。
試合予定
2部リーグ最終節 ※勝てば自動昇格
11月24日(土)
11:45KO @立命館大 原谷グラウンド
立命館 vs 関西外国語大
J2湘南ベルマーレ入団が内定している永田
ラストシーズンで一部復帰を飾れるか
▼サッカー部男子、もう一つの戦い
大学サッカーにはトップチームとは別の公式リーグがあるのをご存知だろうか。Iリーグ――トップチーム登録外の選手に出場権が与えられ、全国5地域にわかれ通年でリーグを開催。12月には各地域の代表が集い、全国大会が行われる。
立命館からは2チームが参加。その中で立命館Ⅱがリーグ戦を2位通過し、年間総合優勝チーム決定戦へ出場。準々決勝では相手優位に思われていたが、周囲の予想を覆し延長戦の末1-0と勝利。17日に行われた準決勝は桃山学院Ⅰを4-1で下し悲願の全国大会出場を決めた。
立命館Ⅱは塩野キャプテンを中心にまとまったチームプレーを見せ、特に前線からのプレスを効かせるなどメンバー全員の守備の意識は高い。攻撃陣はMF桂・斎賀を軸とし、中央やサイドを使ったつなぐサッカーを展開。またFW玉林の飛び出しも脅威だ。
いざ全国優勝へ――。その一歩を踏み出すべく23日、関西年間優勝のタイトルをかけ大産大Ⅰと激突する。
試合予定
年間優勝チーム決定戦(関西)
11月23日(祝)
17:30KO @関西大学 千里山G
立命館Ⅱ vs 大産大Ⅰ
第5回全日本大学サッカーフェスティバル
準々決勝:12月1日 埼玉スタジアム第2G、遠州灘海浜公園
準決勝 :12月8日 博多の森陸上競技場
決勝 :12月16日 長居第2陸上競技場
Iリーグ設立趣旨
http://www.jufa-kansai.jp/meet/ileague/purpose.html
Iリーグ日程詳細
http://www.jufa-kansai.jp/meet/ileague/schedule.html
(企画・構成 久住真穂)


