12月1日から全日本インカレに挑むバレー部。立命スポーツでは二日連続で注目選手を取り上げる。
初回はリベロの湯野選手。

 フランス語の「自由」を由来に持つリベロ。コートの内外を問わず縦横無尽にボールを追う姿はまさに「自由」。その姿は時に見る者に驚きや感動を与える。

 昨年の春季リーグから4季連続リベロ賞受賞という偉業を達成した湯野永知。彼の魅力は安定したサーブレシーブ。4季連続ということからもその抜群の安定感がうかがえる。決して背の高いチームとはいえない立命館にとってコンビバレーは生命線。そのコンビバレーの一手目が彼のレシーブである。「コンビを作りやすいサーブカットをセッターを信じて返す」。シンプルだがどんな試合でも続けることは並大抵のことではない。しかし彼はそれを2年間続けてきた。
 またカバー能力の高さも彼の強みである。追いつけないと思ったボールでさえ彼は上げてしまう。そのプレーに観客席がどよめくこともしばしば。「他のポジションの人はスパイク、サーブ、レシーブをしなければならないが、リベロはレシーブに専念できる。だから誰よりも動かなければならないし、そういうプレーで妥協したくなかった。」とリベロという特殊なポジションゆえの使命感で彼は走り続ける。

 湯野にとって最後の大会となる全日本インカレ。「関西を格下だと思っている関東を倒したい。伸びた鼻をへし折ってやりたい」と力強く語る。今年のチームはつなぎの良さに加えて、サーブとブロックの精度も上がっている。4回生という全体を引っ張る立場になった彼が1番伸びたという今年のチーム。昨年でとは一味違った立命館で大会に挑む。「春に決めた目標が『日本一』。口だけで終わりたくない」―。彼がコートで自由に羽ばたくとき、立命館に歓喜の瞬間が訪れるだろう。

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