<9月27日(土) 第24回関西学生対抗女子駅伝競走大会 @神戸しあわせの村>

史上2校目となる杜の都4連覇への挑戦が幕を開けた。全日本大学女子駅伝の予選も兼ねるこの大会。シード校の立命館は日本インカレ後に脚を痛めて調子の上がらないエースの大森(スポ2)と菅野(済2)を温存したオーダーで臨んだ。

1区は5000mで西日本インカレ5位の池本(スポ2)。昨年もこの区間でオープン参加のBチームながら区間賞相当の走りをしている。スローペースの中で我慢の走りを見せ、大院大と京産大との混戦を抜け出し、2位の大院大と1秒差ながらもトップで襷を繋いだ。

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区間賞を獲得した池本(右)。左は2区の菊池

2区はつい先日に主将に就任したばかりの菊池(スポ3)。一昨年の杜の都で4区を走り、優勝に貢献した菊池だったが、それ以降は体調を崩し、今年の夏までは全く走ることができなかった。夏の練習を十分に積んで挑んだ1年10ヶ月ぶりの復帰戦。大院大の原に抜かれて2位に転落したが、区間2位とまずまずの走りを見せた。中学時代から世代トップクラスの実力を誇っていた逸材の完全復活は近い。

3区は名門・須磨学園からやって来た期待のルーキー・太田(スポ1)。先頭の大院大とは9秒差だったが、「落ち着いて走ろうと思った」と前半は抑え気味のペースを刻む。後半からペースを上げた太田は大院大を逆転。11秒差をつけて4区の廣田に襷を渡した。

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先頭を奪った太田

4区は昨年の杜の都で区間賞を獲得している廣田(済2)。しかし、後ろから大院大の野田に差を詰められ、逆転されてしまう。区間2位と決して悪い走りではなかったが、27秒差をつけられての襷渡しとなった。

5区は公式戦初出場の和田(スポ1)。夏合宿で十分に練習を積めたことが評価されて起用された。十倉ヘッドコーチは「設定タイム通りだった」とまずまずの走りを見せたが、さらに8秒の差を広げられ、35秒差でアンカーに襷を繋いだ。

最終6区は富士山女子駅伝の3区で区間賞を獲得した園田(済2)。春先は故障していて、8月から練習を再開した園田にとっては久しぶりのレースとなった。先頭と35秒差で襷を受けた園田はその差を詰めて逆転するべく、力走を見せる。前半は差を詰めることができなかったが、後半に入って猛追。区間賞の走りを見せたが、惜しくも13秒届かず2位でゴールした。

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大院大を猛追した園田

大院大に連覇を許した立命館だったが、十倉ヘッドコーチは「想定範囲内の結果」と悲観はしていない。出場した選手は力を出し切っており、1ヶ月後の杜の都に向けて手応えを感じることができるレースとなった。欠場した大森と菅野も杜の都には間に合う見込みで、戦力的な不安は少ない。この1ヶ月でしっかりと戦力を整えて、4連覇の偉業を達成したい。

<総合結果>
1位 大院大 1時間38分53秒
2位 立命館 1時間39分06秒
3位 京産大 1時間40分21秒

<個人成績>
1区(3.9km) 池本愛 12分50秒 区間賞
2区(3.3km) 菊池文茄 10分30秒 区間2位
3区(6.5km) 太田琴菜 21分28秒 区間2位
4区(6.5km) 廣田麻衣 21分51秒 区間2位
5区(3.3km) 和田優香里 10分31秒 区間2位
6区(6.5km) 園田聖子 22分18秒 区間賞

<コメント>
十倉ヘッドコーチ
「1時間40分を切ったので良かった。嬉しくはないが、展開を考えればよく頑張った。4区は大院大が来ると思っていたし、もっと開けられるかと思った。5区がもう少し粘れるかなと思ったが、設定タイム通りで力は出している。オーダーを決めたのは3日前。大森と菅野はインカレ後に脚を痛めて調子が良くなかったので外した。今組めるベストで臨んだ。現状ではこんなもんかなと思っている。この結果は想定の範囲内。後はエースの回復を待ちたい。全女には間に合うと思う」

池本選手
「オープン参加だった去年に続いて1区での走りだったが、今年は正式なゼッケンをもらっての走りで緊張もあったが、自信を持っていた。スローペースだったが、我慢して我慢して、1番で2区の文茄さんに渡すことだけを考えて走った。(杜の都に向けて)メンバーはまだ決まっていないので、チームで切磋琢磨していきたい。仙台で走れる足・体力・身体を作っていきたい」

菊池主将
「一昨年の全女から体調を崩して走れていなかった。今年の夏から走れるようになった。レースは一昨年の全女以来で1年10ヶ月ぶり。悔しい思いをしたが、仲間がいたので乗り越えられた。夏から復帰してまた力を戻して、さらに力をつけたい。主将になってからはまだ1週間も経っていない。役割を全うしようと思っている。伝統あるチームの主将になったのは誇りに思うし、それに見合うような人間になりたい」

太田選手
「もらったときに前と差があったが、1位に上がりたいと思って走った。前半は詰めることができなくて焦りはあったが、落ち着いて走ろうと思った。プラン通りの走りができた。関西インカレ後に故障したが、夏は練習が積めたので自信を持って走ることができた。立命館に入ったのは4連覇に走って貢献したいという気持ちがあったから。1回生だからとかは関係なくメンバーに入って4連覇に貢献したい」

廣田選手
「追いつかれる予定、想定はしていたが、そこからの勝負をやりきることができなかった。タイムよりも勝負にこだわってきたので悔しい。(杜の都へは)全力で妥協することなく、自分の納得する走り、結果を出せるようにしたい。誰がメンバーに入るか分からないので、自分が貢献するために、チーム内で自分の走りをしていきたい」

和田選手
「初めての大きな大会で、前日はすごく緊張していたが、夏合宿で走ってきたのだから自信を持てと言われて当日はふっきれた。(杜の都に向けて)みんな優勝を目指す気持ちは一緒なので、優勝に足りないものを自分が埋めていくだけだ。チーム内で競争というよりは、優勝に向けて一緒に戦っていきたい」

園田選手
「前が見える位置で襷を貰ったので、差を詰めて優勝したかった。最初から攻めていこうと思っていた。春は故障していたが、8月から走れるようになって、夏合宿では練習が積めた。ここで不安を出してもしょうがないので全女まで状態を上げていきたい。立命の代表として4連覇に貢献して、さすが立命と思われるような走りがしたい」

[記事:馬場遼、多満城沙耶 写真:多満城沙耶]

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