大学スポーツの花形競技である硬式野球の関西六大学春季リーグ戦。その中でも伝統のある龍産戦が今日から始まる。4季連続の優勝を懸け今大会に臨む龍谷大。だが、ここまで勝ち点1と苦戦を強いられている。一方の京産大は4季ぶりの優勝を狙う。勝ち点2で3位につけている。残り2節で全チームが優勝の可能性を残すという大混戦の中、両チーム共にこの龍産戦に負け越すとその可能性が消えてしまう。生き残りをかけた熱き戦いを目前に、龍魂、アスレチックの両担当記者がその動向を分析する。


~投手力~

【龍谷大】今大会はこれまで5人の投手が登板し、投手層が厚い。その中でも欠かせないのが絶対的エース井上(4年)の存在だ。関西六大学の現役投手トップの通算15勝を挙げている右腕は、140キロ台の重いストレートと切れ味鋭い変化球で抜群の安定感を誇る。そして、井上に次ぐ活躍が期待されるのがサウスポーの前田(3年)である。野地、加納といった左の好打者を要する京産大打線を相手にどういったピッチングを見せるのかが、大きなカギとなるだろう。また、先日の大経大戦で先発デビューした速球派、姫野(2年)にも注目が集まっている。
【京産大】昨春から通算7勝を挙げ、経験豊富なエース宇田川(3年)が1戦目に先発予定。184センチの長身から投げ出される角度のあるボールで打者を翻弄する。昨年の龍産戦で敗戦投手となっている左腕は今季にリベンジを誓う。2戦目は右下手投げの藤原(3年)、左投げの芝村(4年)の継投が予想される。藤原の緩急をつけたピッチング、芝村のテンポのいい投球、それぞれの持ち味を発揮すれば、龍大打線を手玉に取ることかできるだろう。


~攻撃力~

【龍谷大】昨季の明神、岩下、藤本などの好打者が揃う強力打線から一転、今季は小技や足を絡めて確実に一点を取りに行く打線へとシフトした。打線の柱となるのは、ここまでリーグトップの2本塁打を放つ久掘(4年)。開幕から4番に座る彼のバットがこの節の流れを決めるのは間違いない。また、一点を争う接戦が予想される龍産戦だけに中野(4年)、力(3年)、篠原(2年)ら機動力を持つ選手の存在がカギとなりそうだ。
【京産大】出塁率の高い1番加納(4年)を中心に、どの打順からもチャンスメイクができるが、チャンスであと一本が出ないという決定力不足に悩まされてきた。しかし、怪我で戦列を離れていた野地(4年)が復帰し、中軸に入ることによって、得点力がアップすることは間違いない。昨秋までの通算打率3割1分6厘、ホームラン2本の頼れる主将の奮起に期待したい。また、4番の炭山(3年)も今大会ホームランを放つなど好調で、この節のキーマンとなりそうだ。


 
 今季も両チームの力は非常に拮抗しており、勝敗を予想するのは難しい。あえて一つキーポイント上げるならば、故障明けの両主軸、龍大の井上、京産大の野地の出来だろう。伝統の一戦とあって、彼らを初めどの選手も非常にモチベーションが高く、例年以上に白熱した試合が期待できそうだ。是非球場に足を運び、そんな選手達の戦いを見届けてもらいたい。(龍魂編集室・徳山、アスレチック・菊地)

≪京産大予想オーダー≫  
7  加納
4  那谷
6  池田
9  炭山
2  野地
3  太田
5  岸田
DH 南本         P 宇田川
8  森             藤原


≪龍谷大予想オーダー≫  
DH 中野
4  深瀬
9  笠井
3  久堀
5  古西
2  東向
6  兼重
8  赤澤          P 井上
7  篠原            前田

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