4月28日(土)、第52回対学習院大学運動競技総合定期戦の開会式が甲南大学にて行われた。
今回から、新たにバスケットボール女子とラクロス女子の得点が総合得点に加えられ、勝敗に影響を与えることが予想される。今年は12月8日(土)に甲南大学にて閉会式が行われる予定だ。昨年の第51回大会までの勝敗をみると、48勝2敗1分けと甲南大学の圧勝となっている。
甲南大学と学習院大学は、旧制高校から新制大学へと移行した共通の経緯をもち、スクールカラーも似通っていることから昭和26年ごろからスポーツを通じた交流を行っていた。バスケットボール部が定期戦を行いだしたのを皮切りに、ラグビー、サッカー、ホッケーが個々に定期戦を行ない、体育会に広まっていった。昭和28年ごろから学生間で話し合いが進められ、東西の大学同士ではまれな総合定期戦がスタートした。当時は東京-神戸間の片道は8時間もかかり、また、経済的に苦しい学生にとっては負担も大きかった。しかし、それ以上に得るものも多かったから、今もなお、この伝統は続いているのであろう。
昭和31年、第1回定期戦が学習院を開催校として行われたときの11だった参加団体は、現在は26まで増えた。特に女子学生の増加によって女子種目が独立し得点に加算されるようになり更なる盛り上がりを見せるようになった。
平成7年の阪神淡路大震災では甲南大学も重大な損害を被った。この年は甲南大学が当番校であったが、学習院大学から当番校を引き受けるとの申し出があり、甲南大学と学習院大学は互いに助け合い、平成7年の第40回目も無事終えることができた。また学習院大学運動部常任委員会が中心となり、学内において自発的に義援金集めやボランティアの派遣をよびかける声が上がったのも、定期戦という両校の絆があったからである。
50年以上という長い歳月の中で、東西の定期戦では他に類をみない総合定期戦へと発展してきた。これも両校の先輩、先生方の並々ならぬ思いがあったことを忘れてはならない。このメッセージを再確認し、両校共にレベルアップしさらに交流の灯火を絶やさぬように守り続け、さらに発展させていきたい。
写真:7月1日に行われたサッカー定期戦より、両校の選手(イエロー:甲南大 ブルー:学習院大)


